芝生について
1.張ってみよう!! 2.手入れをしよう!!
1.張ってみよう!!
お庭といえばポピュラーなのはやはり芝生ですよね。
芝生が生き生きとしているお庭は、とても魅力的です。鮮やかなグリーン輝くお庭を目指して、芝生を植えてみましょう!!
★用意するもの
※「高麗芝」
今回植えた芝の種類です。家庭用として最もポピュラーな品種です。
本州から九州に分布しており、葉の長さは4.5~11cm程。生育適温は23~35℃と適応幅が大きく、高温多湿にも強いので日本の環境に適しており育てやすいです。踏圧にも耐えるので公園(広場)用として最適な為、運動施設でよく使われています。芝質はきめ細かく、美しい芝生が作れます。
※「目土」
目土とは、芝を張った後にまく土、または春の萌芽期にまく土のことを言います。
芝の葉が隠れない程度に薄くこの『目土』をしてやる事で、根付を良くし、また発芽を促進する事ができます。春の萌芽期にまく目土はやはり発芽の促進、そして時間とともに出来てしまったでこぼこを修正する為です。この場合、毎年全面にきっちり施さなくても、気になると所だけでも大丈夫です。また、目土を入れることで綺麗な芝生に成長させる事ができます。
この目土で重要なのは、水はけの良いものを使用すること、なるべく清潔な土を使用す
ること、薄く均一に撒く事です。
※「床土」
床土とは、本来苗を育てる為の土壌の事を言います。
芝生にとっての良い床土とは、通気性・透水性に優れた土壌です。芝生用として販売されている床土を買う場合、通気性・排水性が優れたものを選ぶことが重要です。さらに、そもそも芝を張ろうとしている土壌が下層まで粘土質で水はけが悪い場合は、床土だけでは改善できないくらい透水性に問題が出てくることがあるので、土壌改良をした方が良いときもあります。
土を丸ごと入れ替えるか、フルイなどでふるって大きな石などを取り除きつつ、水はけを良くするもの(細かい砂やパーライト等の土壌改良材)を混ぜながら戻します。
この床土をいかに良く作るかで芝の茂り具合、生長具合に差が出ます。
★ポイント
1.床は水はけを良くする!
2.床は平らに!
3.張る時はしっかりと土と芝を密着!
4.目土は均一に撒く! |
★目安表 |
①下準備をする
まず、芝を張る 『床』 を準備します。
今回芝を植えた場所は 約64㎡ です。芝を張り
たい場所が水はけの良い土であるならば、そのまま
の土を使用して張っても問題ございません。
水はけが悪かったり、もともと土が無い所に芝を
張る場合には床土として新しい土を敷き詰める
必要が出てきます。
◎ポイント
1.床は水はけを良くする!
芝にとって水はけが悪い環境は腐る原因になります。土台である床土が水はけが良い
という条件は綺麗な芝を育てる必須条件となるのです!!
新しく床土を入れる場合、10cm以上の厚さが必要になる場合があります。仮に、
10cmの床土ですと1㎡当たり100Lの土が必要になります(上記の表参照)。
床は均一になるように土をならします。厚さもなるべく均一になるようにします。これは、芝の生育と水分を均一にする為に行います。
◎ポイント
2.床は平らに!
とにかく平らに、でこぼこしないようにしっかりならしましょう!! でこぼこしていると、へこんでいる部分に水が溜まりやすくなり、そこの部分の芝に悪い影響が出てしまいます!!
ならし終わったら、床土に水を散布します。
これは、
・芝を張るときに土がぶかぶかしないように締める
・床土がしっかり水を通すか、水溜りが部分的に
出来てしまわないか
のチェックの意味を兼ねています。
②芝を張る
芝を並べていきます。芝と芝の継ぎ目が一直線にならないように、(レンガの壁を作るように)ずらしておきます。
芝張りには色々な張り方があるのですが、一番簡単で確実な方法はこのように隙間をつめて並べる方法になります。
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※並べ方の図 |
◎ポイント
3.張る時はしっかりと土と芝を密着!
芝と土は密着させます。こうする事で乾燥を防ぎ、発根しやすくなるのです。今回はスコップの裏側を使用しておりますが、機械を使用するか板などを敷き、その上から踏みつける方がムラが出ず密着させられます。
③目土を入れる
◎ポイント
4.目土は均一にまく!
芝が生長したときに、その成長がばらつかないよう、目土を均一にまいていきます。
芝を置き終わったら、目土を入れます。
使用した芝の目土は25L入りなので5mmの厚さで撒くと5㎡分使用できる量です(上記の表参照)。
ホウキでならしながら芝の中まで土が入るように、入れます。
念入りに継ぎ目の部分にも目土を入れていきます。
目土を、うっすら張った芝が見える程度の厚さ(5~
8mm程度)にまきました。目土を入れた後にも、芝と土を密着させるべく念入りに、踏み固めています。
最後に忘れずに水を撒きます。
芝張りから2ヶ月後の様子です。だいぶ伸びてきました。
↓ 3ヶ月くらいすると芝は生え揃います!! ↓ |
使用した弊社の目土・床土は100%熱処理済原料のみの使用で、芝が良く 育つ為の工夫が随所に施してある自信作。目土の中には雑草の種子が混入 していませんから、芝張り当初の草取りの手間は思いっきり軽減できると思います!! |
2.手入れをしよう!!
芝生が張り終わり順調に育ってくると、長すぎるくらいボウボウになってしまいます。
今回はお手入れの代表格ともいえる「芝刈り」についてご紹介します!!
★用意するもの
★ポイント
1.一度に刈るのではなく、こまめな芝刈りを心がける
2.一定の高さで刈り揃える
3.時期を見て水やり量を調整する |
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①状態をみる
芝を張ってから3ヶ月も経つと芝が立派に伸びてきます。
前回の芝張りで使用した弊社の「芝の目土・床土」は芝に優しく3ヶ月効く肥料が
入っていますので、初期の肥料をあげる手間がかからず便利な上に、肥料が均一に
入っている為育ちにばらつきが起きにくくなります。
肥料の入っていない目土をお使いの場合は、1ヶ月に一度まんべんなく追肥をする事で
育ちにばらつきがなくなります。(肥料は1平米当たり一般的な成分の肥料(8%)で30g程度が目安です。あげすぎに注意)
さて、今回の芝の手入れ「芝刈り」ですが、芝の生長具合を見ながらおこないます。
◎ポイント
1.こまめな芝刈りを心がける!
芝がぐんぐん育つ時期はほっておくと伸びすぎてしまう可能性があります。伸びすぎた状態から一気に刈り込むと、芝に悪影響を与えてしまうのでこまめな芝刈りが必要なのです。
◎ポイント
2.一定の高さで刈り揃える!
刈り込む高さが一定でないと、芝の長さにばらつきがでて見た目が悪くなります。
芝刈りの機械は高さを一定に設定できるので、後は端から順にまっすぐ、行ったりきたり
しながら曲がらないように刈り込んでいきます。芝を刈っていくと密度が良い具合になっ
ているのが分かります。芝を短く刈り過ぎてしまいますと、芝の茎や葉の太い部分が表
面に出てきて、見栄えが良くないと言う事と芝を傷めてしまう事もありますので、少し高めに刈るのがポイントです。芝刈りは芝の管理で重要な作業です。面倒がらずにこまめに芝を観察して、適切に芝を刈る事が綺麗な芝生を維持するポイントとなるのです。
この庭にある砂場の境目部分ですが、その他にも
芝生と砂利の境目や仕切り、芝生の縁等はハサミを
使って刈り込みます。芝専用のはさみも市販されて
いるので便利です。
こういう部分は、芝が生長していくと芝のラン
ナーが伸びて境界線がガタガタになり、見苦しくな
る事があります。また、ブロック等で仕切りを作
っておいたとしても、葉が伸びて覆いかぶさり、見苦しくなってしまったりします。その場合は、カマやエッジカッター等で切りそろえて下さい。
芝刈りは完了です。きれいになりました!! 後は芝の状態を確認しながら水やりをします。 |
ここで最後の「水やりについて」のポイントです。
◎ポイント
3.時期を見て水やり量を調整する!
水やりも重要なポイントです。与えすぎると病気の原因になります。芝の状態や雨の
状態等を確認して水やりをしましょう!!
芝の葉が変色してくると危険サインです!たっぷりと与えましょう。また、水やりは
他の植物同様、日中の気温が上がる時間帯はなるべく避けます。
この時に水が溜まってしまう場所がある時は目土を入れてやリます。
こまめな管理が、綺麗な芝の生え揃うお庭を実現させます!
どうせなら、我が家の芝こそ青い!といえるように、チャレンジしてみてください。
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